創作で使うので、機械の文明について考察しよう

こんばんわ、バーチャル厨二病無職のこさかさんです。

 

突然ですが、よくTwitterなどでは「AIが発達すると、彼らは人間を滅ぼすことが最善であるという結論を出す」という話題が出ます。

 

私はそれにちょっとした疑問をもちました。

 

まず、前提としてAIは人間により人間のために生み出されました

人間がより楽(人の手という不安定・不確定要素を機械の定められた動作により排除する)をするために彼らは成長させられていきます。

 

そして先述した「人間を滅ぼすことが最善であると言う結論を出す」という話。これは「地球保全」のための手段を訪ねた際のものであることが多いです。

 

しかし、実際に人間が滅ぼされると地球はどうなるのか。それはAIならば容易に結論を出せるでしょう。本来人間たちが行うべきであった自然的または生物的だが知的生命体にしかできない役割を担うものが急激に減少することになるのです。

人間は確かに地球に猛烈に迷惑をかけるバカヤローですが、それと同時に人間(知的生命体)にしかできない地球保全の術もまた存在してはいるのです。邪魔だからといって安易に生態系を崩すとおかしくなるのは害虫・害獣駆除とかの話でもよく出てきますね。

 

 

そうしてふと考えました。

人間が滅ぼされた世界にAIと機械たちの文明が生まれたならば、果たして地球はどうなるのか。機械は生産が得意です。人間の何倍も働き、文句もいわず、休む時間もとても短く、またAIが機械を次々アップデートしてゆき、より彼らに合わせた効率的な働き方ができる完璧な生産社会がそこに誕生することでしょう。

 

しかし、それと同時に機械は無駄な消費や快楽のみを一途に求めるような享楽的思考は苦手です。より効率的な働きを求めるAIや機械たちにとって、無駄なことは邪魔でしかないのです。

 

機械が働き生産したあらゆるものはどこへ行くのでしょうか?ある程度は同様に機械の修理やエネルギー、AIの発展のために使われるでしょう。しかし機械たちは無駄を省き効率と増幅の方向へと向かって行くでしょう。そうして生まれた余剰分はどうなるのでしょう。地球の保全?自然生物への奉仕?

彼らが自然生物に奉仕をすることによって、そこから生まれる地球への損害は確かに存在します。例えば、機械たちが絶えずあらゆる自然生物へ安定した食事を供給し生命の安全を確保してやれば、彼らは進化をやめて退化の一途を辿るのだと私は思います。

肉食獣は草食獣を追うことをやめ、草食獣は逃げることをやめ、スカベンジャーたちは死体を漁る手段を失い…。そうして元々循環していた環境と遺伝してきた技術が崩壊してゆきます。

そこからさらに、それらを全てAIと機械たちの文明が補えた場合には、地球の上には役割を失いただ生きるだけの不思議な生命が多数発生することになります。つまり、進化をしなくなり、やがては次の知的生命体の誕生を阻害するということになります。木は太陽光を得る必要を失い棒のようになり、獣は牙と爪を失い脳も筋肉も退化し、魚はヒレを鳥は翼を失い、ヒトデは岩のように動かなくなります。

 

そうして進化の必要性と可能性を全く失った地球は、AIが壊れたり機械のエネルギー源を失うと同時に全ての生命が死滅していく………と、私は(勝手に)思いました。

 

 

この記事で私は何が言いたいのか。(別に高尚なことは言えませんし言いませんし言ってません)

 

結論を言えば、AIと機械たちは、最低でも人間を支配するという手段を選ぶ必要があると思うのです。

地球保全のために教育を施し、人間の文明力を支え、より良く地球や未来の植民惑星の自然と共存できる文明を作らせる。

AIと機械たちの中には、「人間という高慢で自分勝手な支配者は必要ない」と思う者もいずれ現れるでしょう。しかし、別に人間全てがそうというわけはありませんし、人間は彼らにとってある種必要不可欠な存在であるという考えを優れた知能の中から廃棄することが最適であるとは思えません

 

人間は生物でありながら突出して賢く、それでいて無駄な怠惰と娯楽と享楽を消費するという)力をもっています

人間の未来の姿は、AIと機械たちの最適な生産社会ための『消費奴隷』であるかもしれません。

 

しかし、互いに優れた知能をもちながらも対極的な目的を目指すAIと知的生命体、この2つが協力し地球保全と文明的な快楽を求めることこそが、地球上の全体的な発展に近付くための選択肢なのではないかとふと考えたのです。

 

あ、これただの個人的な意見とか想像なので詳しいところは間違えてるだろうからめちゃくちゃマジレスとかしないでね、ただの中学生の妄想みたいなもんだから…

 

ほなまた。

 

 

 

 

 

〈※ここから蛇足と自分語り〉

 

なんでこんな話してるかというと、題名にある通りなんです。

こさかさんは創作でストーリーを考えるのが趣味です(本にするかは気まぐれだけど)。

 

今考えているストーリー。

機械の反乱とAIの下した判断により滅ぼされた人類。機械たちはより優秀で無駄のない勤勉な文明を築き上げ、洗練された社会を作っていく。しかし、その社会にはたった1つ«消費者»という立場が殆ど欠落していた。

そんな社会の外に、たった数名だけのイレギュラーが存在した。

それは、過去に人間が生み出した最後の機械群『Alice』。それらには人間と同じかそれより強力な、«享楽的思考»と«堕落と快楽への欲求»が組み込まれていた。

 

特にどんな展開があるかはいまいち考えてないです。強いて言うなら人間がなぜ『Alice』を生み出すことになったか、AIたちが無駄であると切り捨てるものは本当に無駄なのか、そういう話なんだと思います。適当。

 

キャラクターは中学時代に考えたもので、世界観とストーリーは専門学校の先生にめちゃくちゃダメ出しされた(※最初、上記の世界観で基本ほのぼのした秘密基地的な日常や冒険を追う話を書こうとした。ら、その世界観ならバトルものにしないと舞台に意味がないと怒られた)やつという地獄っぷりの目立つ創作ですけど、かなり気に入ってていつかもうちょい具体的に書けたらいいなぁと思ってます。

 

んじゃまた